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脳卒中市民公開講座<那覇会場>Q&A

〜みんなで知ろう脳卒中〜
 
Q.1 高血圧治療でNHKの番組で利尿剤の服用が有効であると放送されたが、その効果が知りたい。
A 利尿剤は、昔から降圧剤として使用されて来ました。その後、降圧剤は血管に働くより直接的、効果的な薬が数多くでてきて主流となっています。これらの薬で十分に下がらない人に体内からナトリウムを出すことで循環負荷を減らす利尿剤の併用が有効になることもあります。
Q.2 高血圧が危険因子であることが分かりましたが、低血圧は大丈夫でしょうか。高血圧の症状はどんな症状ですか。低血圧の症状はどんな症状ですか。
A 基本的に低血圧は、問題になりません。加齢による 動脈硬化をより進行させるのが高血圧です。最近では、高齢者も若年者も血圧が低い方が脳卒中の発症が少ないことが判っています。低血圧が問題になるのは、ショック状態、或は起立性低血圧などの自律神経の異常による場合のみと考えていいと思います。
Q.3 硬化した動脈をやわらかく、しなやかにする薬があったら教えて欲しい。
A 動脈硬化は加齢現象の一つです。固くなった血管がしなやかになることは、加齢に反して若返るということですので、基本的にはありません。動脈硬化を年齢より進行させるのが生活習慣病です。生活習慣病をきちんとコントロールすることが、血管の老化を押さえるのに最も重要です。ちなみにビタミンE, C等の物質、あるいはコレステロールの薬などには、動脈硬化を遅らせる働きがあるとされていますが、必要ないのに偏ってとりすぎることも大問題を引き起こすので主治医にご相談ください。
Q.4 兄が昨年4月に脳血管障害で入院し、検査の結果、高次脳機能障害ということでした。今は、自宅でリハビリ等で治療してます。家族としての接し方を教えていただきたいと思います。また、どれ位で自分のことが出来るのか・・・・宜しくお願いいたします。
A 高次脳機能障害は、単純な仕事が可能だが複雑な判断ができないといった状態から、日常生活に全介助を要する状態まで非常に範囲が広い言葉です。現在のお兄様の状態が判りませんので、はっきりとしたことは述べることができません。ただ、基本になるのは、人格を尊重することと、丁寧でゆっくりとした言葉使いと態度で接することが必要です。理解度や行為の中で、できることとできないことの差が非常にありますので、できないことを嘆くのではなく、できるところをのばしていくように生活のリハビリを継続していくのがいいと思います。
Q.5 先日飛行機の中で、突然頭痛が起こり、30分程で治まったのですが、検査をした方がいいですか?
A 飛行機の中で起こる頭痛は、副鼻腔や中耳の空気の出入りが悪いときに、気圧の変化に対処できずに起こることが多いです。副鼻腔炎、中耳炎を持っている方あるいは、その既往のある方は、一度耳鼻科の検査を受けた方がよいと思います。突然起こった痛みが持続している以外は特に脳の検査は必要ありません。
Q.6 いつも両足がジリジリ、しびれがあり、素足で床の上に立っている時など、氷の上に立っているみたいにジリジリする。静から動に移る時に頭がファッとして身体のバランス感覚がくずれる。危険信号でしょうか。宜しくお願いいたします。ちなみに私は変形性腰痛症です。
A 両下肢の感覚障害、特に足の裏に感じる氷や水たまりの上にたっているような症状は、腰椎の変形により、神経が圧迫されて起こる典型的なもので、頭の中で起こることはまずありません。一般的に腰の骨の変形のある方は、頸椎も変形していることが多く、頭を支えるための筋肉もこわばっている方が多くなっています。このような場合、急に頭の向きを変える際に、筋肉からのとどく頭の向きの情報が一瞬遅れて脳に届くため、どこを向いているのか判らなくなり、足下がすくわれるような感じを持つ方が多くなっています。
Q.7 性行為中(後)に激しい頭痛があります。その原因は脳出血でしょうか。
A 性行為に関係する頭痛の多くは問題ありません。性行為中に急に痛くなり数分から数時間続いた後に消えるタイプの方が多いようです。血圧の上昇が関与すると言われていますので、高血圧の方はその治療をきちんとする必要があります。ごく稀にくも膜下出血、脳出血が性行為中におこることもあり、長引く頭痛であれば、一度診察を受けた方がよいと思います。
Q.8 主人は58歳。糖尿病になって15年。現在はインスリンをうっています。昨年12月に仕事中に今までにあじわった事のない気分の変化とまっすぐ歩きにくい、食欲もないなどで、すぐ病院に駆け込んだ結果、脳梗塞との事で、10日間の入院、その後リハビリの結果、ほとんど後遺症もなく、1ヶ月後は職場復帰も出来ています。今回は早期に病院に行ったのが幸いしましたが、周りの人の話では2度、3度繰り返すと言われるのですが、今後どのような生活に注意すればいいのか、アドバイスをお願いいたします。
A 脳梗塞は、10年間で50%の方が再発する病気です。その多くは、その後の生活習慣病に対する治療の勝手な中断や、不十分なコントロールが原因です。糖尿病を煩われておりおり、リスクとしては他の方より高いので、まず、しっかりとカロリーと血糖のコントロールを行なうこと、その他、血圧、血中脂質の管理を行なっていくことが再発を予防します。
Q.9 53歳に3mmの脳動脈瘤が発見されて7年になります。毎年検査を受けています。3mmは現状維持していますが、大きくなる事があるのか?それから何mmぐらいになると破れる恐れがあるのか?頭痛が少しでもあると心配です。血圧は正常です。運動も週に3回ウォーキング30分しています。体重は標準。タバコは吸っていません。アルコールは週に3回缶ビール350mlを3缶飲んでいます。飲みすぎでしょうか?コレステロールは高めです。薬は飲んでいません。
A 部位にもよりますが、3mmの動脈瘤で、7年にわたりサイズが変わらなければ、基本的に破裂しにくいタイプと考えてよいと思います。このようなタイプはサイズもほとんど変化しないことが判ってきています。血圧、生活習慣も特に問題なさそうです。これまで通りの生活をなさってかまわないと思います。検査もこれまで通り年に1回ほどの頻度で受けていけばよいと思います。
Q.10 脳卒中に3時間以内なら使えるお薬とはどの病院にもあるのですか?
A 3時間以内に使えるお薬とは、tPAというお薬です。使える病院は限られており,どの病院でも使えるというわけではありません。病院選定については救急隊(119)が良く心得ております。ですから、「脳卒中 なったらすぐに ひゃくじゅうきゅうばん(119)」なのです。
Q.11 3時間以内の治療ってどんな治療ですか。
A 3時間以内に使えるお薬とは、tPAというお薬です。
Q.12 左半分がマヒ、右半分がマヒとかが起こるのでしょうか?
A 脳から体への神経の走行は、右左交差しています。ですから右脳の損傷で左麻痺が起こり、逆もありうるのです。また神経は密集して走行しているので、右半身(右顔面、右手、右足)が一緒に障害を受けます。右手だけ、右足だけという障害はあまりありません。
Q.13 脳卒中で20日ほど入院しておりました。最近星やお月さんをみてたら、2つ3つに見えます。再発の前兆でしょうか。
A 脳卒中に前兆はありません。前兆なく突然起こるのが「卒中」の意味です。脳卒中で症状(物が2つに見えるも症状です)を見た時には、発症(脳卒中が起こった)か、脳卒中後遺症を考えます。入院していた病院の担当医に相談するとわかります。また基本的には目の症状は先ず眼科、耳の症状は先ず耳鼻科を受診されることをお勧めいたします。脳卒中に関連する症状であれば、必ず脳卒中医に紹介されますので御安心を。
Q.14 中性脂肪とコレステロールは同じですか。血液検査で中性脂肪が高いと言われています。
A 中性脂肪とコレステロールは、同じ脂質の仲間ですが体内での働きが違います。他人ではなく兄弟みたいなものです。コレステロールは、善玉コレステロール(HDL:値が低いと困る)と、悪玉コレステロール(LDL:値が高いと困るコレステロールがあります。治療効果はLDL値で見ることが多くなってきています。また中性脂肪の値は検査前の食事に左右されますので、検査の前の注意は良く聞いておきましょう。
Q.15 男性と女性では、脳卒中の発症率に違いはあるのでしょうか?又、その後の回復具合に於いて男女の違いは見られますか?
A 脳出血、脳梗塞は男性に多く、クモ膜下出血は女性に少し多いようです。回復の具合については、男女差があるとの報告は見たことがありません。回復の具合は、男女差よりも重症度の方が大きいと考えます。
Q.16 3時間以内に病院へ搬入することが大事だという事はわかったが、救急車がくるまでの間の対応の仕方について教えて欲しい。例えば、頭の位置をどうするとか?※県医師会への要望(宮城会長)離島医療の充実・支援について県医師会としての取り組みや方策があるかどうか伺いたい。
A 那覇市の消防年報(2009年)を見ると、通報から現着までの所要時間は5分から10分であることが分ります。その場で救急隊到着を待っていれば良いでしょう。ただ危険な場所(路上、湯船の中など)での発症の際は、2次災害(交通事故、溺水など)を避けるための移動はありえます。頭部の位置は水平もしくは軽度挙上が良いでしょう。
Q.17 冬になると血圧が一定しないので悩んでいます。
A 寒くなると血圧は上がりがちになります。正常な体の反応です。そうは言っても不安でしょうね。暖かい家からムーチービーサーの外に出る時、風呂場の脱衣所などで、寒暖差の影響をこうむらないように工夫しましょう。また血圧手帳をつけることをお勧めします。血圧は平均値でみますので、1回1回の値に一喜一憂する必要はありません。
Q.18 小劇を交えた講演でとても解り易かったです。現在、南部を中心に脳卒中の紙パスで連携をIT化する動きを伺っています。今後の県内脳卒中地域連携医療に向けて大変だとは思いますが頑張って下さい。本日は誠にありがとうございました。
A ありがとうございます。これからも分りやすさをモットーにがんばります。
Q.19 昨年10月の初めに主人が脳梗塞になり幸い軽く2週間ほどで退院できました。1月からは自宅でリハビリをしています。血圧130〜140、下が80〜70です。週に2回位、水割りでお酒を飲んでいます(1杯)。この程度でしたら大丈夫でしょうか。それから、体に良い食品を教えて下さい。畑仕事、車の運転は大丈夫です。
A 脳梗塞後の血圧の目標は家庭血圧で135/85未満です.ほぼ目標は達成できていると思われます.飲酒については,長期的には血圧を上昇させる作用があるとされていますが,摂取量の目安としてアルコール量換算で1日30g未満であれば脳梗塞を抑制する効果も期待されると言われています.具体的には日本酒で1合,泡盛で0.5合,ビールで大瓶1本程度になります.体によい食品の定義は様々ですが,一般的には野菜類を多めにとるよう心がけること,肉類よりは魚類の摂取率を多くするなどがいえると思います.畑仕事については正弦波と思われますが,脱水に気をつけ,こまめに水分補給することが必要と思われます.運転については麻痺の程度や脳梗塞の部位によるところも多いので担当医に確認されることをお勧めします.
Q.20 発症3時間以内に使える薬は県内ではどの病院にありますか。
A 対応可能な病院は複数ありますが,救急搬送が重要なので救急隊員で地域の対応可能な病院を把握していると思います.
Q.21 降圧剤を飲んでいます。通常は130-140/80-90位ですが、睡眠不足だったり、曇り天気だったりした時に100/60以下に下がって気分が悪い時があります。血圧が下がりすぎた時、降圧剤を飲まなくていいですか。未満の血圧はありますが、いくら以上、下がりすぎてはいけないという事は?
A 自己判断で薬を飲んだり,飲まなかったりすると更に血圧変動が大きくなり体調も不調を感じやすくなると思いますので,家庭血圧の記録をつけていただき,担当医と相談されることをおすすめします.現在のところ血圧が下がりすぎてはいけないという目安になる値はありません.
Q.22 H20、くも膜下出血で救急搬送され、クリッピング治療を受け、40日後退院。現在、予防介護を受けています(週1回)。運動障害は少なく幸いに○しています。2ヶ月に1回検査等して血圧のくすりを使用していますが、最近白血球の値が3,000をきっています。良い治療を教えて下さい。再発除防を教えて下さい。サプリメントの効用を知りたいです。
A 白血球数の低下が,様子を見て良い状態か下がりすぎて治療が必要な常態化によって対応は異なります.検査結果について主治医とご相談されることをおすすめします.
Q.23 @脳卒中の要因の一つに血圧があげられておりますが、薬を飲み目安は現在65〜145位です。時に上は150以上まで上がります。 A上と下の開きが大きすぎると言われるが改善方法。
A 65歳以上の方の降圧目標は140/90mmHg未満です(家庭血圧では135/85mmHg未満です).上の血圧(収縮期)が高い場合には降圧薬の変更や追加が必要な場合もあります.また,上下の差(収縮期と拡張期血圧の差)が大きい場合には心臓弁膜症などが原因となっていることがありますので主治医とご相談されることをおすすめします.
Q.24 自分は糖尿病でインシュリンをうっています。朝起きた時に後頭部が片頭痛します。肩こり、右手がしびれます(アルコール依存症です。断酒13年継続中)。鼻血が多量に出た事ある(約10年前)心配です。
A 脳卒中の予防には高血圧,糖尿病,脂質の管理,禁煙などの生活面での節制が必要です.定期的に検診を受診してご自身の健康チェックを定期的に行うことをおすすめします.
Q.25 海めん状血管腫からの出血が三回目で右手の平がしびれています。主治医からは言語野と運動野の隣接部で手術はリスクが大と言われています。出血リスクを解消(予防)する方法はないでしょうか。
A 作成中
Q.26 (運動量について)体力に合った運動量はどのように考えれば良いのですか。(毎日ジョギングを1時間(約7km)しています。脈拍51、血圧135-85.コレステロール高め。
A 脳梗塞の予防には、有酸素運動を1日に合計で20?30分程度行うと効果的です.有酸素運動とは呼吸を取り入れながら、比較的ゆっくりとした動きで、心臓への負担もあまり強くありません。ウォーキングや水泳、サイクリングがこれにあてはまります。運動強度については心拍数を目安にします.一般に、中年の人が運動するときは、1分間の脈拍が120回を保つようにします。高齢者はさらに少なく、110回が目安となります。ご相談者の場合は運動量や内容も十分なレベルではないかと思われます.
Q.27 再発しやすい時期と予防をもう少し具体的に
A 再発しやすい時期については明らかなデータはありません.再発予防に関しては会場でご紹介した予防十か条をご参考にしてください.
Q.28 腎臓病と高血圧の関係について、なかなか血圧が下がらず、薬を変えたり病院を変えたりするのですが良くならない。
A 腎臓病がある場合には血圧の管理が難しい場合があります.お薬の洗濯や生活指導などは腎臓病の状態にもよりますので高血圧専門医・腎臓内科医とご相談されるのがよいかと思います.
Q.29 夫の弟(57歳)が脳卒中になり、現在は維持期リハビリにあります。元気だった義弟は脳卒中で松葉杖なしでは歩けない体となり、自信をなくし、怒りっぽく家族に八つ当たりしたりしています。このような義弟に対し、家族としてどのように関わったらよいのか、ご教示下さい。
A 身体的な後遺症のある状態はどんな人にも受け入れがたいと思います。さらに脳卒中は後遺症として気分障害(抑うつ)が出ることもあります。御家族の対応としては、本人のイライラする状況に同意してあげて、(障害ではなく)社会活動に目を向けられるように協力してあげるのが良いと思います。また、心療内科や精神科の医師と相談して内服治療を行うのも効果的です。
Q.30 透析治療(5年)をしながらの脳梗塞(7ヶ月)のリハビリについて、最低限しなければならない事はありますか。その注意点は要介護5の患者です。
A 脳卒中後特に数ヶ月の時期は体を動かす機会が減ってしまうと徐々に筋肉や関節が硬くなってゆき、ベッドから出る事も困難になります。透析以外の時間で、関節が硬くならないように、肩・肘・股関節・膝関節などを毎日介助しながらゆっくり動かすと体が硬くなるのを予防できます。
Q.31 昨年の夏に父が脳出血で倒れ、7ヶ月入院した後、今は介護老人ホームにいます。要介護「5」の認定を受けています。週3回の人工透析も受けており、ほぼ寝たきりの生活です。一番いいリハビリはありますか?
A (上記と同じ内容)
Q.32 昨年11月の琉球新報の健康欄の記事で厚生省が10月に認可した硬○?に有効な薬があるとの事ですが県内ではどちらの病院で使用されているのでしょうか。リハビリに効果があるとの事です。名前は覚えておりませんがお願いします。
A 平成22年10月よりA型ボツリヌス毒素製剤「ボトックス」が上肢・下肢の痙縮(筋肉のつっぱり)に使用できるようになりました。病院検索など詳しくはグラクソ・スミスクライン社のホームページ(http://btx-a.jp/)を御参照ください。
Q.33 3回目の発作で気持ちが沈んでいる夫の事です。1回目の発症が軽く治療→リハビリ→在宅復帰に繋がったのですが、薬もしっかり飲んでいました。受診もしていました。再発、再々発してしまいました。1回目より2回目、2回目より3回目がマヒが強く出ました。よく聞くのですが、2度目以降のマヒが強く出る?本当でしょうか。かかった人の精神的介護はどうしたら良いでしょうか。
A 脳卒中による脳の傷跡は消えることはなく、再発を繰り返せばそれだけ脳の傷が増え、後遺症が強くなります。再発予防には内服だけでなく、食事のバランス、運動、睡眠など生活習慣の改善も必要です。それでも再発される患者様もいらっしゃいますが、まず出来る予防策を毎日行っていくことが大事です。それには御家族の協力も必要となり、ともにどれだけ毎日努力できたかを共感するのが良いと思います。
Q.34 義理の母親が脳出血で左半身に後遺症が残っておりますが、左半身が冷えて冷たくなるとの事ですが温め方を教えて下さい。
A 脳卒中の後遺症で感覚障害が残ることもあり、実際は体が温かくても冷たく感じることもあります。電気やカイロであたためると熱傷(ヤケド)になることがあるので、寒い側だけ衣類を厚くしてあげるのが良いと思います。
Q.35 ヒデキはどんな治療をしていると考えられますか。
A 西城秀樹さん自身が本を書いています。 「あきらめない 脳梗塞からの挑戦」(リベロ/2004年)
Q.36 脳梗塞になってリハビリ専門にやっています。言語障害に専門的指導している病院を知りたい。
A 発症時期や状態によってリハビリの出来る施設は異なります。言語リハビリスタッフのいる施設は下記を参照してください。 沖縄県言語聴覚士会のホームページより(http://www.st-okinawa.org/shisetsu.pdf)
Q.37 父親が左視床出血で3週間が過ぎましたが、未だに言葉は出ません。急性期は過ぎたのですが・・・命はとりとめましたが、半身マヒやリハビリ等で本人だけでなく、家族にもかなりの負担となります。今後、希望を持って家族でリハビリを行った方が良いのか。それとも施設に入れてしまった方が良いのでしょうか。(本人の意思は?)本人にも治ろうという意思はあるのか?生きていけるのか?
A 脳出血の大きさにもよりますが、症状が落ち着くのに数ヶ月かかることもあり、この数ヶ月がリハビリの大事な時期となります。変化する症状にあわせた効果的なリハビリがありますので、入院中のリハビリ担当者と相談しながら御家族の出来るリハビリを教えてもらいましょう。施設も色々でリハビリスタッフのいるところもありますが、回復期リハビリ病棟のある病院が現医療制度上最も手厚いリハビリを受けられます。患者様の回復見込みによっても方向性が変わりますので、主治医の先生に相談してみましょう。
Q.38 リハビリをする方は「前みたいに動けるようになりたい」「完璧に治る」と信じて行っている方が多いです。そんな方々に「現状維持」を頑張ろうとは言いにくいのですが、どうしたら、やる気を失わずにうまく「リハビリの良さ」を伝えられますか。
A リハビリの目標設定が「完璧に治る」とされ、それが実現不可能の場合、そのリハビリは人生の中ではただの暇つぶしです。一番の問題はリハビリの目標が社会生活でなく障害になっている点です。今の自分が社会の中で何が出来るか、そのために何をしなくてはいけないか、それにどれだけ近付いたかを示してあげられれば「リハビリの良さ」を感じられるのではないでしょうか。
Q.39 @ひとりでいる場合、万が一脳卒中が起きた場合はどのようにしたらよいですか。 A不整脈はどうして起こるか。年齢とともに起こるものですか。
A 会場で回答すみ
Q.40 体に電流を通すものがありますが、それをやるとマヒした部分が重くなります。2〜3時間後回復しますがそのまま続けてもいいのでしょうか?
A そのような治療法が、どのようなものか判別できませんので、その質問に回答はできません。担当の先生によく聞いてください。
Q.41 頭痛が多く脳卒中になりやすいか?
A 頭痛の多くは頭部の筋肉群の異常により生じる緊張型頭痛であり、脳卒中とは関連ありません。
Q.42 めまいについて、夫も私もですが日常的にめまいの症状で苦しんでいます。私は今年の1月起きあげられない様なめまいで、周囲はびっくりし救急車を呼び病院へ搬送して頂きました。1日中点滴を受け数時間後症状は消失。徒歩で帰宅できました。めまいで倒れると本人も周りの人間も脳卒中では?と最悪の状態を考えます。危険なめまい、安心して良いめまいの区別を教えて下さい。
A めまいの多くは「良性発作性頭位めまい症」であり、頭を動かしたり、寝返りをしたときに起こる、短時間の回転性のめまいです。長時間持続したり、意識障害や手足の麻痺などめまい以外の症状が伴っているときは病院受診を勧めます。
Q.43 視野の半分が欠けています。半盲と言われましたが、回復の見込みはありますか?回復するにはどういうリハビリを行っていけばよろしいのでしょうか?
A 会場で回答すみ
Q.44 不整脈について教えて下さい。
A 不整脈は心臓の病気であり、脳梗塞の原因になる可能性があります。もし不整脈がありましたら内科、循環器内科のいずれかの先生を受診して相談してください
Q.45 血圧測定について、測定のたび違う(降圧剤ノルバスクを服用)140〜145台、下が70台。どれが正しいですか。
A 血圧は常に一定しているものではなく、活動したり、ストレスのあるときなどは高くなります。15分ほど安静にしてリラックスして測定してください。
Q.46 2010年2月に脳卒中で中部病院に入院しました。現在は、肉体的に元気ですが、言語障害がなかなか改善されません。適切なアドバイスをお願いします。
A 脳のどの部位が主に障害を受けたかにより、回復の程度が異なります。肉体的に元気との事ですので、麻痺はないと過程しますと、言語中枢に大きなダメージがなければ、ゆっくり回復すると思います。又音読で発声の練習することを勧めます。
Q.47 @ワーファリンを続けていますが止める事は駄目ですか? A11年目になります。
A 病状によって異なります、が基本的には継続が必要です。主治医の先生とよく相談してください。
Q.48 主人が昨年1月に脳卒中になり、2週間の入院で現在仕事に復帰している。仕事がリハビリだと思っています。2回目に倒れないよう食事に気をつけています。
A 血圧の管理や、糖尿病、高脂血症、などメタボシック症候群にならないように食生活に注意し、主治医の先生のアドバイスを守って頑張ってください。根気よく継続することが大事です。
Q.49 脳卒中か分かりませんが50代後半の方が目の前で倒れた事があります。119番はしましたが来るまでの対応はどうしたらいいですか?
A 救急蘇生の講習を受けていましたら、それにしたがってください。受けてない場合は、できるだけ多くの人に声をかけ手伝ってもらい、早急に119番に連絡することがいいと思います。
Q.50 今後の要望。狭心症、心筋梗塞を起こし入院した事のある方が再び発症し入院しないようにするための日頃の生活の中で気をつける事は何か市民公開講座を計画して欲しい。
A ご提案ありがとうございました。
Q.51 性交渉中に脳出血を起こしたが、今後はセックスは可能か。
A 脳出血も脳梗塞も再発予防は同じです。講演会の冊子の5ページ、渡嘉敷先生の「脳卒中にならないために」を再読してください。高血圧、糖尿病、高脂血症などに注意し健康管理がなされていれば、性生活は禁止する必要はありません。
Q.52 講座の内容について不足があるのではないか?例えば、定期的に脳ドックを受診するとか、発病直前の手術や緊急治療など。
A 今回は県民の方々に広く脳卒中について知っていただくことが目的でした。緊急手術など特定の専門的治療の講演等につきましては今後検討したいと思います。
Q.53 再発2回目の予防薬がビタミンCだけだったんですがこんなものですか?
A ご質問された方の病気の程度や現在の体調などが分かりませんので、適切な回答は困難ですが、主治医の先生とよく相談することを勧めます。
Q.54 頭がぼーっとしたのがずっと続いています。どうしてですか?
A 体調が悪かったり、精神的に安定していないときなどそのような症状があるかも知れません。色々な原因が考えられますので、かかりつけの先生に相談することを勧めます。
Q.55 脳ドックは何年度に1度受けるのが適当ですか(現在、健康)。
A 脳ドックは何年毎に受けるかなど、特に決まってはいません。脳ドックの結果は個人、個人異なりますので、その結果により担当の先生が次回の受診を説明すると思います。
Q.56 @脳卒中の際、嘔吐がみられますか?例えば普段血圧が上が150〜160台、下が90〜100台の人が突然嘔吐した時等。 A血圧に変動がある人はどうすべきか。 B深呼吸によって血圧が下がる事はどういう事か?
A @:一般的に脳卒中で嘔吐が起こる場合は、脳出血など頭蓋内の圧力が上昇するときです。A、B:血圧は常に一定ではなく、活動状況、精神的影響などで変化していることが通常です。血圧は、心臓の高さにある上腕の血圧を座って計測した値が基準です。同時にリラックスすることも大事です。ですから少し座って深呼吸などを行い心身ともに落ち着いて測定することが正しい血圧測定です。
Q.57 @どんな前触れがありますか。 A何歳に多いか。 B男女何%の比率でかかるか。
A @:脳卒中は、主に脳の血管が詰まる脳梗塞、血管が破れて血の塊ができる脳出血、脳動脈瘤などが破裂して起こるくも膜下出血の3種類があります。脳梗塞はときに一過性の片側の顔面手足のしびれや軽い麻痺、言語障害などにひきつずいておこることがあります。しかし原則的に3種類とも突然発症することが、特徴です。A:一般的に40歳代後半から80歳代に多く見られますが、近年食生活の変化で30歳代にもけして少なくはありません。男性ではくも膜下出血は50歳代、脳出血は60歳代、脳梗塞は70歳代に多くみられます。女性では3種類の疾患との70歳代に多く見られます。B:1990年に調査されて沖縄県内での脳卒中の発生頻度は10万人当たり137名ですが、近年その数字より増加していることが推測されています。
Q.58 薬の副作用について、出来る限り細かく説明して下さい。現在、降圧剤と中性脂肪の薬を飲んでいますが、いつまで続ける必要か知りたい。
A 副作用は個々のお薬によって異なります。主治医又は薬剤師にあなたの内服薬についてお尋ねすることを勧めます。降圧薬は血圧の変化により、また中性脂肪の薬は血液検査結果、食生活などにより内服する期間、薬の種類が変化します。同じく担当の先生と相談をすることを勧めます。
Q.59 硬膜下出血で俳優の細川さんが亡くなられましたがどういう病気ですか。
A 報道で知る限り、頭部外傷による急性硬膜下血腫ですので、脳卒中とは関連ありません。
Q.60 平成21年12月29日脳出血で倒れました。平成22年3月末日退院。同年4月5日妻と些細な喧嘩より口論となり手をあげてしまいました。その後、妻は暴力暴力と弁護士を通じ高額な慰謝料請求に至っている状態です。自身は当日の瞬間を覚えていない状況で説明するも理解して頂けず。妻の話は私利私欲だけです。悩みうつ状態です。
A 脳の損傷を受けた部位によっては、感情のコントロールが障害されることがありますが、一度心療内科もしくは神経科を受診し相談してはいかがでしょうか
Q.61 右目が何ヶ月かに1回かすんで見ている部分がぼやけます。その時頭もぼーっとして普通ではないように思います。その時の血圧は高くないのですが、降圧薬を飲んでいます。目がかすむ時間は30分です。なぜかすむのでしょうか。動脈硬化になったら、元には戻らないでしょうか。
A 目に栄養を送る血管が一時的に血流障害を起こし、目の障害が出ている可能性もあります。脳外科を受診されMRI(脳の形を見る)、MRA(脳の血管を見る)など受けてみることを勧めます。
Q.62 父が高齢(75歳)なのですが、どのような検診が良いでしょうか?※脳卒中の前例は無し。
A 現在、お元気でしたら、特に脳卒中に関して健診は必要ありませんが、かかりつけの先生と相談し血圧管理、血液検査などで健康管理をすることを勧めます。